唾液は、1日に1~15リットルも分泌されるといわれています
人知れずおロの中で大活躍
唾液のはたらきとしてまず挙げられるのは、歯ぐきや舌などの粘膜を
保護して傷つかないようにする「潤滑作用」です。食べたりしゃべった
りするのをスムーズにしているはたらきです。
また、食物に含まれるデンプンを糖に変える「消化作用」もよく知られており、ご飯をよく噛む
と甘くなるのはこのためです。さらに、「ケガをしたら唾をつけておけば治る」と言われるのも、唾液に「抗菌作用」があるからです。
おロの申や歯を守る
食べかすを洗い流してお口に残るのを防ぐ「洗浄作用」や、お口の中の酸性度(pH値)を正常に保って歯が溶けるのを防ぐ「緩衝作用」、唾液に含まれるタンパクで細菌を集める「凝集作用」、細菌をお口の中から排出する作用など、むし歯や歯周病から歯を守るはたらきもたくさんあります。
また、唾液内の糖タンパクにより歯の表面に形成されるペリクルは、
歯を保護します。さらにペリクルはお口の粘膜を修復する成分も含んで
おり、傷を治す作用もあります。
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