唾液の減少は更年期や高齢の方によく見られますが、最近は若い方にも増えていることを伝えましょう。
口腔乾燥症の専門外来を訪れる患者さんは圧
倒的に女性が多く、約8割を占めます
年代別にみると、50代から急激に増力曽
しています。
唾液の減少は更年期に集中している
女性は、45~55歳頃に女性ホルモンが低下するため、閉
経し、更年期を迎えます。この女性ホルモンの低
下が口腔乾燥感と関連しているといわれています
まざまな病気を抱える方が増えます。それらの治療薬の副作
用や、糖尿病や甲状腺疾患などの病気そのものによってお口
の渇き(口渇)が引き起こされるため、お口の乾燥を訴える
方が多くなります。
さらに最近では、若年層にもストレスが原因のお口の乾燥がみられるようになってきています。
心理状態の変化と唾液量の関係
ストレスがかかると交感神経が強くはたらく。交感神経への刺激
が唾液腺に伝わり、水分の少ないネバネバした唾液が分泌される
たとえば、人前で話をするときに緊張すると交感神経が優位にな
り、口が乾燥し、ネバつくことがある
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