薬 expert

薬 expert

味覚障害 expert

味覚障害は高齢者に多い疾患である。日本での生活習慣病の増加や超高齢化社会を背景に味覚障害患者は増加し、歯科を受診する患者も増えている。 1)症状味覚異常の訴えは多岐にわたり、味の感じ方が鈍くなる(味覚減退)、まったくわからない(味覚脱出)、...
抜歯 expert

抜歯後痛・術後痛

抜歯後痛・術後痛には種々あるが、 ①抜歯あるいは手術直後に麻酔覚醒とともにみられる急性痛、 ②抜歯2~3日後から生じるドライソケット ③術後に生じる慢性疼痛に分けて述べる。 ●抜歯後・術後の急性痛に対する薬物療法1)抜歯後・術後の急性痛抜歯...
神経の治療 expert

急性歯髄炎 expert

急性歯髄炎象牙質-歯髄複合体において、痛覚を伝える求心性C線維の多くは歯髄深層に終止している3)。それらの空間的配置および高い刺激閾値ゆえ、通常の場合、それらが外来刺激によって興菫することは少ない。しかし、様々な要因によって急性炎に陥った歯...
保存修復学

象牙質知覚過敏症 expert

象牙質知覚過敏症関連痛や幻歯痛などの例外を除き、一般に歯の痛みは歯およびその周囲組織に分布する痛覚神経線維の受容器(自由神経終末)が刺激されることによって惹起される。 歯肉退縮による歯根露出を象牙質-歯髄複合体においては、伴う象牙質知覚過敏...
薬 expert

上顎洞炎 expert

上顎洞炎と薬物療法上顎洞炎は副鼻腔炎の-つ,多くはウイルスによる風邪症候群の二次感染としての急性であり、慢性のものはアレルギーなどで鼻腔や上顎洞粘膜がうっ血し、自然孔からの粘液の排出困難によって生じることが多い。 歯性上顎洞炎の多くは上顎大...
薬 expert

歯性感染症 expert

歯性感染症と薬物療法1)歯性感染症は、口腔連鎖球菌および嫌気性菌の複数菌感染である。歯性感染症は、1群から4群に分類される。■1群(歯周組織炎):歯髄感染から起こる根尖性歯周組織炎と辺縁性歯周組織炎(歯槽膿漏)がある。これらが原因となり、歯...
薬 expert

顎関節症 expert

顎関節症患者のための 初期治療ガイドライン 「顎関節症だから、歯を削って調整します」それって、有効? いきなり歯を削るかみ合わせの調整を受けるのは、できるだけ避けましょう。顎関節症患者において、症状改善を目的とした咬合調整は行わないことを推...
薬 expert

血管性浮腫

浮腫は、様々な原因から皮下や粘膜下組織の細胞間隙への体液の過剰貯留により生ずる病態で、日常臨床では頻繁に遭遇することが多い。なかでも口腔、顔面領域に好発する血管性浮腫は、アレルギー反応を含む様々な原因から、炎症性メデイエーターの作用により毛...
薬 expert

ウイルス性疾患

1)ウイルス性疾患ウイルスが原因で引き起こされる病態を示し、原因ウイルスの種類によってその症状は異なる。歯科医師との関わりの深いものは、概ね下記の4つである。①皮膚・口腔粘膜に症状が現れるもの:単純庖疹(単純へルペスウイルス;HSV)、 帯...
薬 expert

天萢瘡、 類天萢瘡

自己免疫性水庖症は、上皮細胞間あるいは上皮細胞と基底膜の結合に関係する分子に対する自己抗体によって結合が障害され水庖が生じる。上皮内水庖を形成する天庖瘡群と上皮下水庖を形成する類天庖瘡群に分けられる。 天萢瘡天庖瘡群の代表的なものは尋常性天...